
最近は災害が多くなってきています。
台風は天気予報で予測できますが、地震は予測不可能!
そんな点から、事前に準備をしているかで、被災した時の生活に大きく影響してきます。
災害を考えると「いざという時には」キャンピングカーは装備が豊富で災害時には役に立ちそう!
そう考えるのは当然の事です!
車の中に生活空間があるのでそう考えるのは普通の事です。
ですが、本当にキャンピングカーは災害対策として使えるのでしょうか?
キャンピングカーを10年乗ってきたhanahiroが災害時にキャンピングカーが災害の時に役に立つのか?
色々と検証しながら一緒に考えていきたいと思います。
キャンピングカーは災害対策になる?
まず、災害対策として役に立つかどうかですが
私は災害時にキャピングカーが使える状態であれば役に立ちます!
なぜこう言ったのかというと。
災害報道番組で災害状況が映し出されていました。
映し出された画像の中に「キャンピングカーが家の下敷きに!」
この映像を見て私は
やはり、災害対策を日頃から考えておかないとキャンピングカーを持っていても有効に使えない。
ではキャンピングカーを災害対策として使うにはどうしたらいいのでしょう?
- キャンピングカーの予備キーを家意外の所に出し何時でも使えるようにしておく。
- もし、家が倒壊してもキャンピングカーに被害が及ばないように駐車スペースを考えておく。
最低限これだけはしておかないとキャンピングカーを動かすことができないのでは?と感じています。
私は実際キャンピングカーの予備キーは家意外の所に保管しており、家が倒壊しても出せるようにしています。
災害時にキャンピングカーを必ず動かせるとして、キャンピングカーはどんな装備があるのでしょうか?
では、次にキャンピングカーを詳しく知らないあなたに向けて、キャンピングカーの装備についてまとめてみたいと思います。
キャンピングカーの装備ってどうなっているの?
キャンピングカーを所有していないあなたはキャンピングカーの装備品についてはわからないのでは?
そこでキャンピングカーの装備について一覧にまとめてみました。
必要装備と任意装備 | 災害時に役立つ装備一覧 |
---|---|
キャンピングカーとして車検登録するのに必要な装備 | 就寝スペース(乗車定員の1/3必要) 給排水設備(10L以上) キッチン コンロ(カセットコンロ・IHコンロ) |
自分の好みで付ける装備 | サブバッテリー(停車時に使う電気を蓄える) ソーラーパネル(発生した電気をサブに送り蓄える) 電子レンジ テレビ 冷蔵庫 エアコン 発電機 FFヒーター(ファンヒーター) トイレ シャワー 温水ボイラー |
この一覧を見て詳しくお話しますね。
寝る所の確保!そんなイメージになります。
快適に過ごす!そんなイメージですね。
快適装備は一つ一つが高価で全て揃えると、とても金額の高いキャンピングカーになってしまいます。
ほとんど標準で装備を取り付けしているキャンピングカーもあれば、ほぼオプションとなる車両もあるので、あなたのお財布事情で選ぶ装備が変わってきます。
なので、車両やあなた次第で災害時の快適度は大きくかわります。
装備のお話をしましたが、一番わかりにくいサブバッテリーやそれを動かすシステムについて少しお話したいと思います。
サブバッテリーとはキャンピングカー内で電気を使う為に蓄えておくためのバッテリーがサブバッテリーです。
サブバッテリーについて詳しくしりたい方は
その他電子レンジ・冷蔵庫・発電機については関連記事をご覧ください。
快適装備の中でこれを持っていれば安心!と言う物はありませんが
私個人的には
サブバッテリーは必要です。
それは、携帯の充電や車内照明など電力消費量の少ないものなら何日も使う事が出来るからなんです。
それにソーラー発電を取り付け天気が良ければ発電と充電を行ってくれるので尚よいです。
もう一つおススメなのが発電機です。停電時でも家の冷蔵庫やテレビなど稼働する事ができ便利と考えたからなんです!
ですが、絶対に屋内で発電機は動かさないようにしてください。
一酸化炭素中毒で死亡してしまいます。
被災状況によるキャンピングカーの災害対策の役立ちレベルを考えてみる
私は幸いな事に、大きな被災はした事がありません。
小さい頃に台風で長時間停電が起きロウソクで明かりを確保したレベルです。
ですが、被災状況や被災日数も様々。
そこで被災状況の資料からキャンピングカーが本当に災害対策となるのか?を考えてみたいと思います。
避難場所での困り事から読み取ってみたいと思います。
- お風呂・トイレ
- 電話がつながらない、連絡がとれない
- 洗濯ができない
- 食料品の確保
- 情報からの遮断
- 調理ができない
- 飲料水・水の確保
- トイレットペーパー・乾電池等の生活品の確保
- 暑さ寒さ対策
この情報から実際にキャンピングカーがどこまで災害対策となるのか検証してみたいと思います。
1.お風呂・トイレ
キャンピングカーには基本的にお風呂はついてません!
ですが、トイレなら比較的多くのキャンピングカーに取付けされています。
因みに私のキャンピングカーにはトイレは着けていません。
他の方との使いまわしが少ないので衛生面でとても安心されるでしょう。
キャンピングカーのトイレはタンクに貯める方式となります。
この事からタンクが満杯になると使えなくなり処理が必要となるので何十回もつかえないと思います。
その点を考えるとこんな物を持っておく事も大切ですね。
50回使えて臭いナシ、5400円
2.電話がつながらない、連絡がとれない
これはキャンピングカーではフォローできません。
昔は無線などが流行ってましたが今は少ないかもわかりません。
それに免許取得が必要。
3.洗濯ができない
キャンピングカーには基本洗濯機や大量の水を積んでいないので使えません。
まれにキャンピングカーに洗濯機を積んでいる方もおられるようですが、給水と排水を考えると現実的ではないです。
4.食料品の確保
キャンピングカーの中に普段からどれだけ食糧費運を備蓄しているか?になります。
もしくは倒壊の恐れのない収納庫(納屋)などに備蓄するのもありですね!
私はこの方法を取ってます。
備蓄食料品を考えると、例えば
になると思います。
をどれだけ確保しているかによります。
できれば、非常食も、作るのに水が不要な方が良いと思います。
ただでさえ水不足の時に水が無く作れないよりは、水不要の保存食がありがたい!
そこで調べるとこんな物がありました。
これを家族分備蓄しておいても安心ですね。
避難中は野菜不足におちいりやすいので、そういう部分を補うのにはよさそう。
合わせて
こんな簡易容器付きみたいなのでこちらも良さそうな感じです。
結局の所普段からの心構えが大切になってきます。
5.情報からの遮断
電波基地局の倒壊・集中的な携帯使用などで使えない場合はありますが、これはキャンピングカーではフォローできません。
ですがラジオなら車に取付されているので、こちらから情報を取り入れる事は可能となります。
携帯の充電配線などを車内に常設していると長い停電でも車内から取り込めるので、こんな事も検討の一つになります。
6.調理ができない
キャンピングカーは車検上でコンロ(カセットコンロ・IHコンロ)を積んでおかなければなりません。
その観点からみれば調理をするのに必要な「火」は確保している事になります。
私は頻繁に車内でご飯と炊いたりするのでカセットコンロの備蓄があるので対応可能!
ですが、調理用器具(鍋・フライパン)などは常に入れておく必要があります。
こんなキャンプ用品で代用も可能ですね。
7.飲料水・水の確保
こちらも、備蓄との関係になりますね!
キャンピングカーは車検上で10L以上の給排水タンク設置が必要です。
ですがタンクに水を常時保管している方は少ないのでは?
それは「腐ってしまう」からなんですよね。
私は2Ⅼペットボトル5本に水を入れておきキャンピングカーの中10L備蓄してます。
個人的見解となりますが、ペットボトルに水道水を補完していても「腐らなかったです」半年程度大丈夫でした。
但し清潔なペットボトルに入れる必要がありますね。
もちろん、スーパーなどでまとめ買いして備蓄する方法もありですよ^^
もし、小さいお子さんがおられる家庭では
こんなお水がありました。
幼児ミルクに使えるととても安心。
8.トイレットペーパ・乾電池等の生活品の確保
先ほどもお話しましたが、キャンピングカー全てにトイレが装備されていません。
トイレの無いキャンピングカーではトイレットペーパーは置いていないのでは?
備蓄していると安心ですね!
このトイレットペーパーは芯なしで、その上通常品は50Ⅿに対し250Ⅿの長さでこんな物まで災害用が有るとは知りませんでした。
乾電池等も可能であれば、車内に備蓄している方が便利です。
ただ、最近のキャンピングカーは電気に関しては充実しているのですよ!
ソーラーパネルで蓄電したり、もちろんキャンピングカーのエンジンをかける事で電気は発生します。
キャンピングカーが大丈夫であれば意外に乾電池は不要と私は思ってます。
9.暑さ寒さ対策
キャンピングカーは寒さには強いが、暑さに弱い。
それは、暖房設備は充実していますが、冷房設備が弱いからなのです。
多くのキャンピングカーにはFFヒーター(車の燃料を使い少量の電気で暖房する設備)があり、高い頻度で取り付けされています。
冷房は車のエンジンをかけ冷やす方法もありますが、最近では家庭用エアコンを装備されている事が多いですね。
ただ、エアコンは電気を多く使うので数時間使用すると使えない事が多いです。
ここからもう一度キャンピングカー内で保管していると便利な物をまとめてみたいと思います。
災害対策でキャンピングカーに持っていると役に立つものは?
難時の持って行くものリストを調べてみました。
項目 | 詳細 |
---|---|
水 | ペットボトル水 |
食品 | レトルト食品、アルファ化米 缶詰(魚・肉・野菜など) 缶詰(果物、小豆) 菓子類 栄養補助食品 |
調理器具 | 缶切・はさみ・多機能ナイフ 食品用ラップ(お皿に巻いて洗い物を減らします、保温や応急手当にも) アルミホイル 簡易食器類 |
清潔品 | 歯ブラシ 簡易トイレ トイレットペーパー ビニール袋 除菌ウェットティッシュ |
日用品 | ティッシュ 新聞紙(簡易トイレ、防寒対策など) 懐中電灯 乾電池 マッチかライター 敷物・レジャーシート 万能ナイフ 毛布・ブランケット 軍手か皮手袋 |
このリストの中で赤字の物は常時私がキャンピングカー内に入れていました。
単純にキャンピングカーの生活は不便なので避難場所で必要とされている物を、自然に準備してしまっている事になりま。
こういう観点からしてもキャンピングカーは災害対策として便利な装備となりますね。
まとめ
私なりにキャンピングカーが災害時にどれほど役に立つのか?災害対策になりえるのか?をお話致しました。
まず、いざという時にキャンピングカーを使える状態にしておく事!
キャンピングカーとして最低限の装備で登録されている車両は寝るだけとなります。
ですが、最近のキャンピングカーは装備が豪華で快適装備が充実しています。
快適装備は電気を使う装備が多く、その車両がどれくらいの容量の電気を貯め込めるのか
どうやって電気を取り込んでいるのか?を把握しておく事が大切!
それにより電気の使える量が、使い方が変わるからなんです。
食料や水の備蓄も非常重要な要素になりますね。
何日か分の水。食料を常に確保して置く事は基本となってきます。
色々と書きましたが、やはり日頃から災害に対し意識を持ち備える事で被災した時の行動に大きな差がうまれます。
私はキャンピングカーで色々な所で車中泊させて頂きます海沿いで寝る際には一応の避難ルートを考えてから寝ます。
それに睡眠時には車にキーを着けたままにし動かせるようにもしています。
私には小学生の子供が居てますが、津波の怖さや避難方法などの話もしながら一緒に考え備えているんですよ。
キャンピングカーは災害時にはとても役に立つ車ですが、常日頃から災害を意識し備蓄・準備をしておかないと使えません。