
キャンピングカーの購入を考え始めるとキャブコンは候補に入りやすいと思います。
それは、車幅・車長が標準駐車場に入るサイズに収まっているので何かと便利で、そして、室内で楽勝で立てる魅力的なキャンピングカーだからなんですよ!
私も人生で最初に購入したのが中古のカムロードベースのキャブコンでした。
でも、車としての走行性能が悪すぎて5年で中古のバスコンに買い替えました。
キャブコンの購入を検討しているあなたに向けてキャブコンの注意点を理解してもらった方が良いと感じ、今回は私がキャブコンを運転して怖い!と感じた点について実話を織り込みながらお話したいと思います。
先ずは、もう少しキャブコンの特徴について色々と考えて行きたいと思います。
記事作成途中でキャンピングカー横転事故報道
この記事を書いている途中でキャンピングカーが高速道路で横転!したとのニュースを見ました。
運転者及び同乗者の方々が無事で有る事を願いたいと思います。
まず、この動画を一度見ておいてもらいたいのです。
TV局で個人では出来ないタイヤの実正実験をされているので、キャブコンが欲しい方なら見ておいた方が良いと思います。
この動画から色々お話したいと思います。
キャブコンの特徴とは!
前書きでもお話しましたが、キャブコンは乗用車サイズに収まっている車両が多いです。
それは一般の駐車場サイズに収まるようにしているから。
そうする事で使い難さを軽減しているのですね。
次にトラック(トヨタカムロード)をベース車とし、荷台部分にシェル(居住空間)を取り付けるタイプ。
こちらも前書きでお話しましたが、横・長さは乗用車サイズとし・シェルを高くすることで快適な居住空間を確保しています。
ここで問題になってくるのがシェルの重量がトラックの積載重量のほとんどを使っているという点です。
これによりキャブコンは常にギリギリの積載量に近い状態になっているようです。
積載量が目いっぱいになると
に悪い意味での影響が出てきます。
キャブコンのタイヤについての補足!
タイヤに関しては、先ほどの動画と私の記事を見て頂ければと思います。
動画の後半ではタイヤの点検をしていれば問題無いと解説されていますが、点検の幅が単純な物では無い!
タイヤの点検として
は必須。
キャブコンの独特な条件を少し解説すると!

トラックは常に仕事をしているので、ほぼ毎日動いているでしょう。
その点ではタイヤにかかる負担ポイントが分散されるのでタイヤにしてみれば良い条件になります。
キャンピングカーは重たい車で、タイヤへの負担はとても大きく、タイヤのトラブルも多いんですよ!タイヤのトラブルがなぜ?おこるのか!タイヤのトラブルを軽減するのには何をしなければいけないのか?を詳しく書いています。ご覧ください
キャブコンの特徴として居住空間を上に広く確保しているので3m近い車高となり非常に風の影響を受けやすくなっています。
この事を理解してもらった上で私がキャブコンを運転していて「怖い!!」と感じた点についてお話したいと思います。
キャブコンの運転で怖いと感じた点は!

ではここからは各項目について細かくお話していきますね!
5年前の話なので現状の車両とマッチしていないかもわかりませんが、購入時に疑問点をビルダーのセールスに問い合わせる資料として使って頂けると嬉しいです。
この様な話は自分から踏み込んで聞かないと絶対に話したがりませんから。
恐らくビルダーの営業は良い顔しないと思います。
あと「人によりますね!」と曖昧な事を言い言葉を濁すかもわかりませんけど。
キャブコンの走行性能の弱さ!
キャブコンは車重が重く、車高も高い車両と言う点では理解してもらったと思います。
キャンピングカーの重量に対して細かく書いた記事は
キャンピングカーは重たい車です。最近では過積載の取り締まりとか行われたりしますよね。車の重量が重たくなると、運転するのに色々なトラブルを起こしやすくなります。どんな危険な事がおこるなか!を詳しくお話させて頂いています。
今回の記事と重複している点は多々あると思いますが良かったら見てください。
長い下り坂
キャブコンは下り坂ではエンジンブレーキをかけてもなかなか減速してくれません。
単純に車重に対しブレーキ容量が合っていない感じでした。
現在私が乗っているバスコンは排気ブレーキがあるので60km以上でアクセルを放すと「ぷしゅ!」と音がしてエンジンブレーキの様な感じのブレーキが入ってくれます。
これでブレーキを踏む回数は各段に減少してくれるのです。
キャブコンにはこんな装置は有りませんでした。
いっぽうキャブコンでは
緩やかな下り坂でエンジンブレーキをかけてもスピードは現状維持程度で、下りが少しきつくなるとエンジンブレーキでは対応しきれず加速していく場合があります。
このためにブレーキを踏む回数は多くなってくるのです。
ブレーキを酷使してしまうと・・・!
神戸の六甲へキャブコンで行きました。
下りが急でカーブが多くエンジンブレーキを使いますが減速しません。
1速でエンジンブレーキをかけてもエンジンがうなるばかりで減速しません。
そこでブレーキを連発して踏むのですが、足元から焦げた臭いが・・・!
ブレーキ焼け始めてます。
駐車スペースを何とか見つけて1時間ブレーキ冷却

この時は怖かった~~!
駐車スペースが無かったら死んでいたかも(-_-;)
連続カーブ
キャブコンは重量があります!
何度も言ってますよね。
そして車高が高いのです。
動画でもお話されていましたが、カーブでは体が持っていかれるレベルの揺れなのです。
細かいカーブが連続すると車体が左右に引っ張られる感じで恐怖心しかありません。
おのずとスピードが遅くなり制限速度以下が必須で、後ろは渋滞発生間違い無し。
ブレーキの効きが悪い
またまた言いますがキャブコンは重量があります。
重たい重量でブレーキを踏んでも効きがわるく乗用車感覚でブレーキを踏み始めると、前の車に当たります。
これは購入し乗車する事で把握し、通常運転では全く問題がないのですが、問題は急を要する時です。
思ってもいない所でブレーキが必要になるのは車を運転していれば数回は経験しているとおもいますが、その急(とっさ)の行動では弱いです。
ブレーキ及びエンジンブレーキを上手に組み合す事で距離は制動距離は短くなりますが、単純な話をすると常に気を抜けない運転が要求されるのです。
高速道路
今回の事故動画でも高速道路で起こってます。
高速でタイヤに負担がかかるのはもちろんなのですが、風による影響も頻繁に発生します。
湾岸系の高速道路や山間部を抜ける所でも突風が吹きますよね。
私は以前伊勢自動車道の山間部でトンネルを抜けたとたん左に2m程度流された事があります。
そしてタイヤのワダチ!
高速道路では大型車のタイヤによる道路の凹みをよくみかけますが、予期せぬ時に入り込むと車両が揺れとても怖い!
それに大型車から抜かれる時に発生する風もキャブコンではバリバリ受けます。
乗用車では感じる事がない所ですよね。
後方から大型車が抜いて行くと、前から後ろに強い風が流れ、キャブコンは一瞬吸い込まれた感じになり、大型車が抜き終わると離される感じを受けました。
この際にもハンドルを取られる要因となります。
ブレーキの所でお話したのと同じなのですが、不意な道路・天候状況の変化には対応が困難な車両になってきます。
キャブコンの運転の怖さのまとめ!
今回キャブコンの運転の怖さについて色々とお話しましたが、これは私が実際に乗ってみてそう感じたからなのですが、実際あなたが乗った際にはそう感じられないかもわかりません。
私は基本安全運転をするほうなので過敏にかんじているかもわかりませんね。
ですが、確実に言える事は乗用車と同じ感覚で乗る事は出来ない!と言う点です。
YouTube動画でキャブコンの旅行記を上げている方も高速で風が強くなり下道に乗り換えた!
とお話しているのも見かけます。
キャブコンからバスコンへ乗り換えるキッカケとして、キャブコンを使って多方面に出かけ運転している中で運転の怖さを体感しておりましたが、それにもまして高速道路でキャブコンが路肩で停まっているのを頻繁に見る様になりました。
どうして路肩停めしているのか不明な点はありますが、恐らくパンクやバーストによる停車だと思います。
そんな事を頻繁に目の当たりにし、子供の事を考えると「もうこのキャブコン乗れないな!」と感じバスコンに替えたのです。
最近、ビルダーのナッツからダブルタイヤのカムロードも発売されております。
金額や装備を見ながら検討してみるのも良いかもわかりませんね。
私が感じた恐怖をビルダーの営業の方は、率先してお話してくれません。
多分わかっていると思うのですけど!
そんな事を説明するとキャブコン買ってくれないじゃないですか・・・!
そう考えると販売しているビルダーって不親切ですよね。
説明されていて納得して買うのは自己責任なのでしょうけど「こっちはそんな事しらないんだよ!」と感じませんか?
キャンピングカー販売のJRVA 日本RV協会でもタイヤの溝が有っても短いスパンでのタイヤの交換を推奨されているようです。
バーストの危険性が高いから!
この点についても納得できない部分です。
まず、購入のハンコを押す前にこの点について理解しているのか?
の意思確認をしてからの販売をしても良いと思うのですが。
本体の、説明文ですね、キャンピングカーのメーカー、部品メーカーも使う人の事考えていません、車メーカーも、特装車であっても架装したら問題が有るのが当たり前と思います。僕は、バンコンで7年目ですが、今だに改装してます。キャンピングカーの備品等、小さなメーカーが作ってすぐに壊れる物がほとんどと、保証が無い。
伊佐治さんコメントありがとうございます!
バンコンにお乗りなのですね。
私も今月からハイエースを購入し車中泊車にす為に自作を始め予定です。
確かにキャンピングカーの装備は故障が多い様に感じます。
ルーフベンドもしっかり不具合が発生しました。
備品等の不具合はまぁ~仕方ない所はありますが
バーストに関しては大切な家族の命に係わる事ですからね。
せめてその部分だけでもフルオープンで、協会やビルダーで
何らかの対応を考えて頂きたいと私は思っております。
中古で古いJB470のデリカトラックベースのキャンピングカー買い乗ってます。普段は箱車のトラックに乗ってますが、キャンピングカーは風の強い高速が危険に感じ、サイドオーニング、サイクルキャリア、取り外したり、上にあるテレビを低い位置に変えたり、軽量化しました。山間部に住んでますがMTなのもあってか、ブレーキも前の車に強く止まられても、問題ありません。高速もオーニング外したことにより片側だけが重いのもなくなり、風の影響も減りコントロールしやすくなりました。空気圧もフロント4、2。リア4、8と高めにしてます、カーブもアップダウンのあるキツイヘアピンも普通のトラック並みか以上で問題のないレベルです、スズキではないですが軽量化が最大の安全だと思います
maeさんコメントありがとうございますm(__)m
軽量化に力を入れられてますね^^
maeさんの様に知識と行動力が伴う方は横転やバーストなどを起こす可能性がとても
少ないと思います。
ですが、キャンピングカーショーに行くと多くの方はキャブコンの内装ばかり気にされている方
が多く、装備も豪華になるばかりです。
キャブコンは転倒やバーストの危険性があると認識されていない方が多いと感じました。
その方々が、キャブコンの入後に後悔されない様にこの様な記事をUPした次第です。
軽量化について詳しく教えて頂きましてありがとうございました。